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AIのマーケティングへの応用

東京大学大学院工学系研究科人工物工学研究センター・技術経営戦略学専攻の松尾豊教授が紹介しています。

Placemeterというものです。何をするかというと、画面に映っているものの数を数えるというだけです。非常に単純で、それで「何をするの?」と思うのですが、これは屋外から店舗を撮っているところで、人の数を数えているのです。そうすると、まず通りを歩いている人の数が分かります。それから四角で囲むと、四角を通った人の数も数えます。つまり通りを歩いている人の数とお店の中に入った人の数が両方分かるので、コンバージョン率が分かるわけです。つまり、何人が歩いていて、そのうち何人がお店に入ったのかを、リアルタイムでずっと計測することができるのです。

Emotientは何をしている会社かというと、人の顔の画像からその人が笑っているのか、怒っているのか、イライラしているのか、こういったことを判別する技術を持つ会社なのです。つまり、表情を読み取るということなのですが、そこで、Appleは何をしたいのかを考えると、私は恐らくユーザーの顔の表情を読み取りたいのだろうと思います。・・・

例えば、アパレルの店舗で店員さんが接客しているときに、お客さんの顔が笑っているのか怒っているのかを読み取れれば、店員さんの接客がいいのかどうかを評価できるのです。

日本システムウエアは2016年8月、米Placemeterと日本における販売契約を締結し、同社の画像分析サービス「Placemeter(プレースメーター)」の提供を開始したと発表しました。

アップルが、2016年1月ユーザーの情動反応および顔の表情の評価を行うEmotient社を買収しました。