この金属製の農作業員は、研究開発施設を最近卒業して、ニュージーランドの果樹園に“就職”した。確かにいまのところは、配属先の果樹園は限られている。しかし、そこでは増え続ける人類に食材を提供する超専門的なロボットが活躍する未来を垣間見ることができるだろう。
このロボットは、Abundant Roboticsという企業によって開発された。レーザー光を用いるセンサー「LiDAR(ライダー)」を使ってリンゴの木が並ぶ列の間を進み、マシンヴィジョンによって果実のイメージをとらえる。気になる名前は、まだない。
「ロボットはリンゴを瞬時に見分けます」と、同社の最高経営責任者(CEO)ダン・スティアは語る。「熟していたら、コンピューターシステムが手順通りにロボットアームでリンゴを摘み取ります」
https://wired.jp/2019/05/17/apple-robot/