今回実験に協力してくれたのは、Affetto君。大阪大学が8年がかりで開発をすすめているロボットです。誕生当初のAffetto君はひと言でいうと「人間っぽい動きをする丸坊主の人形」で、目と口を動かすことで表情を作っていました。
それから8年、Affetto君は頭にふさふさの髪の毛をつけてもらいました。さらにアップグレードを重ねた結果、シリコン製の人工肌と空気圧アクチュエータによって、より人間らしい表情が作れるようになったのです。
具体的に言うと、アクチュエータが伸縮することで皮膚がゆがみ、まるで顔の筋肉が動いたかのように見えるのです。ロボットの顔全体の皮膚を動かせるので、目を見開いたり、口元がほほ笑むようにゆるんだりすることも可能。しかも、最新のアップデートではわずかな電流を流されると顔をゆがめる、という反応もできるようになったんだとか。
https://www.gizmodo.jp/2020/03/affetto-updated-to-feel-pain-and-wince.html